野良猫と言っても、地域によって、住む場所によって個性があります。
いわゆる住宅街とか、公園、観光地周辺の猫には撮影意欲が湧きませんでした。
被写体として魅力的な猫たちとの出会いを求めてよく出向いたのは小さな漁村です。
大規模な漁港周辺ではなく、小さな漁村です。
私のお気に入りは山陰のある漁村です。
人家もほとんどない狭い山道を抜け、パッと開けて海が見える。
そして、さらに海に通じる狭い道を進むと小さな漁港に出る。
私はその地に住む猫たちの独特の雰囲気に魅了されたくさんの写真を撮影しました。
媚びるわけでもなく、怯えるわけではなく、自立したその土地の住人、面構えの良い猫たち
あえてそこがどこかは言いませんが、そこに住む猫たちは面構えが良いのです。
そこに住む人々と良い関係を築いているのでしょう。
栄養状況も悪くはなさそうだし、人に怯えもしませんし、媚びもしません。餌をくれと寄って来るわけではありません。
おそらく、餌は住民の方々に分けてもらっているのでしょう。
よそものの私はまず猫さんたちとコミュニケーションを取りながら距離を詰めていきました
人間と同じくその土地に住んでいる猫さんたちです。
まず、あなた方の写真を撮りたいのですと語りかけながら少しずつ近づきます。
そうすると、はっきり分かるんです。
「そこまでだ。それ以上は近づくな、よそもの君。」と、もちろん猫ですから声には出しませんが、目を見れば分かります。分かると言うか、そう感じるのです。
使用するレンズは90ミリの単焦点レンズ
人と花と猫さんたちの撮影にはたいていはタムロンの90ミリマクロレンズを使います。
明るくて温もりのある良い色合いの写真が撮れるんです。
ズームレンズは便利ですが、やはり勝負レンズはズームではなく単焦点レンズです。
長い望遠では被写体との距離感があり過ぎて、猫さんとの意思の疎通ができません。
その漁村で撮影した猫さんたちは全て、対話を通して猫さんたちが私に撮らせてくれたものなのです。
最近、写真ACさんに投稿しました。
猫以外の写真もアップしています。ご覧いただければ幸いです。
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